院長あいさつ

当院のホームページをご覧頂きありがとうございます。
はじめまして、院長の野村まき子です。

私が鍼灸とはじめて出会ったのは、仕事のストレスから体調を崩し、鍼灸治療を受けた時でした。
治療を受けた後に、心身共に解れていくような、穏やかな気持ちになりました。

治療を続けていたある日、松田博公先生の『鍼灸の挑戦』を拝読し、鍼灸の素晴らしさを知りました。通院していた治療院でも沢山の患者さんと出会い、私もお役に立ちたいと思い鍼灸師を目指す事にしました。

鍼灸学校に入学する為に引っ越した10日後、東日本大地震で私は母と生家を失いました。暫くは感情や感覚がなくなりました。被災した故郷を目の当たりにしてからは、食欲不振、全身倦怠感、不眠等の不定愁訴に悩まされました。

鍼灸治療を続けながら、無事国家試験に合格した3ヶ月後に、今度は父が血管肉腫という難しい癌になりました。研修を続けながら父の介護をしましたが、1年間の闘病生活の後に亡くなりました。

ちょうど更年期も重なり、震災から父が亡くなるまで様々な症状に悩み続けました。それでも、ここまで頑張ってこれたのは、周りの方々のおかげと、鍼灸治療を続けてきたおかげです。

東洋医学には、心身一如と言う考え方があります。感情や精神活動は身体の機能と密接に影響しあっています。

一人でも多くの方に、鍼灸治療を体験していただき、本来皆様が持っていらっしゃる自然治癒力を引き出し、内側から健康で美しく、元気な毎日を過ごせますよう、お手伝いができましたら幸いです。身体が軽くなると、不思議と心も軽くなります。お辛い症状でお悩みの方、どんな症状でも一人で悩まず、どうぞご相談ください。